ありがちな凹み
2008年 07月 01日
学校備品のトロンボーンのスライドの調整を頼まれた場合に時々見かけます。
スライドの先端の凹み。
こんな感じ。
ここまで凹むと凹んだ部分を中心にスライド先端のU字部が広がってしまうために極端な話、スライドがハの字になります。
なのでこの部分を元に戻さないとちゃんとしたスライドワークは出来なくなります。
で、この部分を含めた修理が必要です。
先端のスライド頭部分を外して、さらに先端の補強版も外します。
そして凹みを修正。
再びスライドの平行をとって頭の部分をハンダで取り付けます。
修理完了!スライドは快適です。
もうイッチョ。
コルネットです。トランペットでも時々ありますが、やはりベルの曲管部の凹みです。
形そのものが歪んでしまったものはベルを外しますが、そうでない場合は外さなくても直せるものが多いのですよ。
写真の楽器の場合は外さず修理したものです。
これが~こうなります。
ここも~こうなります。
意外とこの部分が凹んでいる学校備品のトランペット属は多いのですよ。
もうちょっと可愛がってあげてよー。