楽器の大掃除
2006年 10月 04日
コレはバスクラなんですが、パッドは意外と新しいというか、あまり痛んでいないにもかかわらず、楽器が異常に汚い!
キイの周りは誇りまみれで、漏れたオイルなのか、後で外から注油したオイルなのかわからないけど、黒く固まったオイルに埃が吸い付いてドロドロになっている!上管下管共にドロドロ!
トーンホールと管体表面はこんな感じ。
音が詰まる、鳴りにくいと言うことだけど、これじゃたとえ調整が出来ていても楽器は鳴ってくれませんね。たまった埃って管内の水を吸い付けるし、響きも吸い取る吸音材みたいになるので、いくらパッドを新しいものに交換しても管やトーンホールのクリーニングをしなかったら本当の効果は出ないんだよね。しかもオイルも外から注しても古いオイルに出されてしまうので、あまり効果がないんです。ちゃんとオイルを注すならキイを外して古いオイルをきれいに除いて、新しいものを注油するのが一番良い方法。車のオイル交換みたいなもんですな!
コレだけでも吹奏感や鳴りは全然変わります。
で、この楽器は確かに調整の問題もありますが、埃とオイルの問題も大きくて、しかもキイコルクもボロボロで、キイのガタもあちこちにあって、なるほど鳴らないよなーって楽器です。
時間はかかるけど全部分解して、管体内外の大掃除です!
で、こんなにきれいになるんですよ!
ね!あとはスプリングのサビもきれいにして、キイコルクを交換して、キイのパイプの中とシャフトの古いオイルや汚れを取り除いて、新しいオイルを注油しながら組み立てる。
そしてバランスを調整するんだけど、かなり変わるはずですよ。
あなたの楽器、埃とオイルにまみれていませんか?