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仕事、家庭、音楽にてんやわんやの日々の出来事の記録。でも力まず、焦らず、自然体で過ごしたい日々!


by muslab
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たかがウォーターキイ・コルクされど・・・

ほとんどの金管楽器、バリサクについているウォーターキイ。溜まった唾を外に出すためのキイなんだけど、これに付いているコルク、交換してますか?金管吹きの皆さん!
よほどコルクが崩れてしまって唾がポタポタ落ちてくるとか、息が漏れるとか明らかにおかしいって分かるような状態にならないと交換しない人が多いのでは??

このコルクたとえばトランペットの場合マウスパイプから息がはいって最初のカーブ、そう!主管にあります。トロンボーンも同じ。言ってみればここがおかしいとまず楽器はちゃんと鳴ってくれない!コルク(天然コルク)は普通、日が経てば経つほど食い込んでいきます。特に強いバネで押えられてるクローズドキイなら、なおのこと。
楽器は音を出すと管体も振動をします。その振動の具合が軽く鳴る楽器や鳴りの重い楽器のキャラクターをつくるんだね。振動の具合や音色は材質や支柱の数、接地面積、ハンダの量、重量・・etc・・・でも色々変わったりするんだけど、ウォーターキイ・コルクがあまり食い込んでいたりすると、最初のカーブで必要以上に振動を止めてしまうことになっちゃうんだね。じわじわそうなっていくもんだから、あまり気づかないんだけど、ある日コルクを変えただけで、「あれっ?」って感じになります。
ここの材質でも音や吹奏感は変わります。コルクで天然か合成か。ゴムかシリコンか。だからせめて1年に一度くらい交換したほうがいいと思うんだよ。いろいろ試してみると面白いよ。
こんな何でもないパーツでも音には大きな影響を与えてしまう。
たかがウォーター・キイ、されどウォーター・キイなのだ!
豆知識!トランペットの主管上下逆に装着して(一部出来ない楽器もあります)上にきたウォーターキイを開けてハイBbを吹いてみると結構楽にハイBbが出ます。トランペットのオクターブキイの出来上がりっ!
たかがウォーターキイ・コルクされど・・・_f0107072_2359369.jpg

by muslab | 2006-05-10 23:57 | 仕事