仕事、家庭、音楽にてんやわんやの日々の出来事の記録。でも力まず、焦らず、自然体で過ごしたい日々!


by muslab
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10年ぶりに日の目をみる・・・

今日は予てから依頼されていてリフェイスが仕上がったマウスピースの納品。

依頼主は富山のスーパー・サックス・プレイヤーH西くん。
以来品はボビー・デュコフのアルトD7。

デビット・サンボーンマルタ伊藤たけしが使用していることであまりにも有名。
スムース・ジャズやフュージョンのマウスピースと言えばまず思い浮かぶのがこのマッピ。

しかし、個体差が大きいし中々バランスが良いモノがない。
音色には魅力があるが、コントロールが難しいマッピでもある。


預かったデュコフも例に漏れずバランスがとても悪かった。

左右のオープニング広さやバッフルの高さ、フェイシングの長さが全然違ってて少しねじれているみたいな感じ。
サイドレールの幅も違う。
まずテーブルから削りな直して、サイドレールとフェイシングを修正。この時点でティップレールの幅が見事にいびつになっている。
やはりねじれている。
左右のオープニングのバランスをとって、バッフルの高さも左右同じに修正。

次にD7のティップオープニングの広さになるようにティップレールを削る。
最後にチェンバー部分のランプ・ティップとランプの部分の形を整える。
f0107072_2347759.jpg


削るにあたって一番注意したことはこの2点

1、普通に息が入ること。
2、デュコフらしさをなくさないこと。

この普通というのがミソで普段メイヤーとかの割とオーソドックスなマッピを使っていると、同じ感じで息を入れても、まず音がでないのよ。デュコフってヤツは。

そのマッピを受け取りにわざわざ富山からきてくれるのだ。
正直ドキドキでした。

そしていよいよ試奏。
バラバラとすごい勢いで縦横無尽に下からフラジオまで吹きまくる。
そしていろんなフレーズを吹く。

横で私はひたすら感心して聞き入る。
「いいです!OKです。使えます!」
と彼。

よかった~。

そしてまた吹く。ちょっとオーバートーンやフラジオのツボに違和感があるように聞こえる。
なので、ちょっと微調整である部分を削る。

そしてまた吹いてもらう。

正解!さっきの音やつながり具合が全然違った。

「いいです!さっきより更にいいっ!」「10年ぶりに日の目を見ます。」といってくれた。

「やった!」と「よかった~~!」を一緒に心の中で叫ぶ!

今まで自分の中で貯めてきたデーターは間違いではなかったです。
そして、新たなデーターも蓄積されました。

彼がOKをくれたことで自信もつきました。
更にいい仕事が出来るよう今後益々研究と勉強ですね。

本当にありがとう。今日は楽しかったし有意義な一日でした。
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by muslab | 2008-09-26 23:12 | 仕事