大変なことになりますよ~。
2007年 05月 01日
この楽器もそうです。で、タンポも腐っていて塞がらないのでどうやら自分でアルミホイルをはってかさ上げして使用していたようですがついに二進も三進もいかなくなったようです(苦笑)。
こうなったらG#ホールを交換するのが一番いいのですが、今後腐ることがないようにするため
樹脂でホールを作ります。その工程を紹介します。
まず腐っているトーンホールのトップの部分を削り取ってフラットにします。
↓こんな治具を作ってボール盤に取り付け削っていきます。
トーンホールの中に入れるチューブを削りだします。このためほーるも少し削って広げます。
トーンホールのトップの部分も別に作ります。
本体にまずトップの部分を接着します。ここでファゴットのG#ってトーンホールが斜めに開けてあるので、それに合わせて穴を斜めに削り直します。
次に最初に作ったチューブの下部を楽器のボアに合わせてカットした後トーンホールの中に差し込んで接着をします。
はみ出たチューブをカットして表面をきれいに処理すれば出来上がりです。
今回はトーンホールのボア側も木部も崩れていたので内部も修正して、水の逆流を防ぐためチューブをわずかにボアの中に出して取り付けました。
G#ホールの水の処理はじゃまくさがらずにしっかりやってくださいね。
放っておくとそのうちに大変なことになりますよ~!