骨董品のシンフォニー
2007年 01月 27日
旧西ドイツ製 シンフォニーって言う喇叭!
抜き差し管も抜けない、ピストンもうまく動かないけど外観はとてもキレイ!
ケースも当時のオリジナルで中で紐で固定するというもの(笑)。
映画「グレン・ミラー物語」でグレン・ミラーが質屋で購入した楽器のケースみたいだ。
なんともノスタルジックだ。
ピストンは下バネ式。ボアは細い。ベルも朝顔の部分で急激に広がってるタイプでその時代の流行がわかる。数十年ぶりのお披露目だ。
この喇叭を依頼によって完動品にしました。3番トリガーはないけど、固着して抜けなかった各抜き差し管は全て動くようにし、全体を洗浄。
ピストンも修正、穴の位置も合わせて調整して音が出るようにしました。
ちょっと音痴なのが時代を感じさせます(笑)。
アーリー・チャンがこの楽器を見て感動していました。懐かしかったそうですが。
同じ西ドイツ製の楽器でヒュッテルっていうのがあったんだけど、それより古いんだよね。
ヨーロッパの国々には昔から多くの楽器工房があったからこんな楽器も当時は結構高価なものだったんだろうね。