仕事、家庭、音楽にてんやわんやの日々の出来事の記録。でも力まず、焦らず、自然体で過ごしたい日々!


by muslab
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改造楽器

さあ!昨日はクラリネットの勝手な組み合わせはやめてね、っていう話をした後に、トランペットの「シルバック」「ヤマキー」の話をしました。そう!改造のお話をすこしね。
楽器の改造は大きなものから小さいものまでいろいろです。まるっきり造り替えてしまうものや見えないプチ改造。どれもお客さんの要望でおこないますよ。
この工房でも、改造は扱います。そう、小さなものから大きなものまで。
2年ほど前、ある改造をしました。それまでそのシステムの事をはっきり知らなかったのに、その大胆な改造を私に託してくださった方がいました。見た目より作業は大変で、いわゆる大改造の部類に入ります。それがこれです!!
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わかるかな?ちょっと普通のホルンと違うと思わない?特に3番館とマウスパイプ!他にもいろいろ違うところがありますが、目だって違うところはこの2箇所でしょう。
3番上昇管ホルンです。フランス楽壇全盛期のピストン式の楽器で採用されていたシステムで、ようは3番を押した時に管が一番短くなって、開放時より1音上昇する。というシステムです。普通は3番を押すと1音半下がるんですよ。だから運指も少し違うんだけど、またこんな話分からない人や興味がない人にはチンプンカンプンなのでしません(笑)
いい人にはいいのです。分かる人にはわかるのです。
管の長さを測定したりカットしたり、使いやすいようにといろいろ考えました。
マウスパイプやいくつかの管は曲げなおしやレイアウトを大幅に変更したり、支柱の位置を変えたりで、特にレイアウトや支柱の位置は音程、音色にかかわるので位置を決めるのが大変でした。ラッカーがけ等はしなかったのですが、いつかピカピカの楽器にしてみたいものです。私にとってかなり勉強になりました。何度も本番で使用して頂いてます。作者冥利に尽きます。この改造を前後して工房にはやけにホルン吹きの方が集うようになりました。
こんな素晴らしい仕事させていただいて、本当に感謝しています。
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by muslab | 2006-06-22 21:40 | 仕事