テナーのマッピ
2006年 05月 17日
テナーサックスだ。この楽器の話もしたいけど、まずはマウスピース!これなくして語れない!
今日は、まずマウスピースのお話からね。
もともとアルト吹きの私にとって一番遠い楽器がテナー。数年前からそのテナーを吹く機会が多くなった。最初の頃はアルトのようにいかないのでとても苦労したんだよ。
特にJazzをする時は、いわゆる「アルト吹きのテナー」になってしまって、理想とは程遠いサウンドで演奏している自分がいやでしかたがなかった。
マウスピース、リード、リガーチュァー。いろいろ吹いてみたけど、どうもいまいちピンと来なかったんだ。そうこうしてるうちにテナーにも慣れてきて、コントロールも出来るようになってきて、「まあ、とりあえずこれでいいかな。」って感じでいたんだけど、ある日ボロボロのマウスピースを手に入れた。
本当のオールドではないけれど、一応オールドのセルマー・ソロイストのD!サイドレールやティップレールには傷が入って歯がたもおもいっきりついて、深くえぐれてる。
あ~あ、もったいない・・・と思ってたんだけど、「そうだ!!リフェースしてみよう!!」っと思い立ったんだよね。どうせこのままじゃ使えないんだから、ダメもとじゃん!ってな感じで。(笑)
歯がたでえぐれた部分を埋めて、サイド及びティップレールを削りなおす!どうせならとオープニングも広さを変更!チェンバーも多少削って、後は、吹きながら微調整!
なんと!復活!!しかも、これまでいろんなマウスピースを試しても、ピンと来なかった自分が出したい音にとても近い!「うわっ!!これや!これ!」・・・・。かくしてボロボロだったセルマー・ソロイストは私の一番のお気に入りマウスピースへとみごと生まれ変わったんだ!
あっ、先端がちょっと写ってなかった!(汗)でもちゃんとありますよ(笑)
これ、なくなったり壊れたりしたら泣くし、しばらくは立ち直れんと思うよ・・きっと。