GordonのCorton
2011年 09月 28日
持ち主はP・J・O(プレステッジ・ジャズ・オーケストラ)のアルト奏者、Gordon Bateson。
パッドの全交換を依頼されました。
楽器のメーカーはCorton!
チェコ・スロバキアと刻印されている。
Gordon(ゴードン)のCorton(コートン)!!(笑)
管体は木だがリングキイの部分のトーンホールは樹脂製、そしてバレルとベルも樹脂製。
調べたのだけれど資料が無い・・・。ネットでもわからない。
英語が出来ればもっと調べる手段はあるのだろうけど・・・・語学力が無いのが悔やまれる・・・。
恐らく廉価版の楽器なのだろうな・・・。チェコ製だからもしかしたらこれでも上級グレードなのかも知れないけれど・・・。
ゴードンはイギリス人。
でも日本語はとても上手!というかメチャクチチャ滑舌がイイ!!
今は某大学の教授だが、もともと豪華客船クイーン・エリザベス号でサックスを吹いて世界を旅していたプロ・ミュージシャン。
その中でいつも使用していたクラリネットなのかな?
もう一本クランポンも持っているけど、今子供に教えているらしい。
私の一つ年上なのだが、面白い人生を送っている人だよ。
金沢に来た理由も結婚話を含めて実にドラマチックだ。
やっぱ人生はドラマチックじゃないと!
私の周り、そんな人いっぱいいるなぁ・・・。
あっ、そのクラリネットだけど結構吹きやすくって素朴な音がする。
そんなクラリネットをゴードンは時にはファンキー、そしてメロウに音を出しながら確認して「Good!!」
嬉しそうに奥さんと一緒に帰って行ったよ。
楽器は値段やメーカーじゃ無いな。
奏者が気に入っていていい音が出ればその人にとっては最高の楽器だよ。
ゴードン、そのコートンで素敵なクラリネットをプレイしてね。