仕事、家庭、音楽にてんやわんやの日々の出来事の記録。でも力まず、焦らず、自然体で過ごしたい日々!


by muslab
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

復活したホルン

6月です!

さて、今日もはちょっと変った修理から。

とある事情でベルを交換することになったホルンです。
本体は18~20年くらい経って随分くたびれています。

同一メーカーのベルを注文しましたが、なにぶん古いので今の同じモデルと若干の仕様や作りそのものが違います。
覚悟の上注文しましたが2ヶ月待ってやっと届いたベルは、ベルのスクリュー部の径や形がまるで違うものになっていました。

このベルは結構高額なので、形状が違うといってあきらめるわけにはいけません。
で、スクリュー部のみを古いものと交換することにしました。

新しいスクリューを外し古いタイプを取り付ける・・・。
言ってしまえば簡単ですが、そんな簡単なものではありません。
ベルの長さが元のものより短い。
取り付け部の内径やテーパーが昔のタイプと違う。

うーん、大丈夫かなぁ・・・と一瞬弱気になってしまいましたが、ここはとにかくやるしかないので
決行です!
自分を信じて!『きっと上手くいく!』と言い聞かせて作業に取り掛かりました。

スクリュー部が外されたベルと新旧のスクリューです。
f0107072_23371973.jpg

f0107072_23375240.jpg


テーパーを修正したりして、完成時にベルをつなげた時につなぎ目の段差が出来ないようにいろいろ工夫しました。結構大変でしたが・・・・。
そしていよいよ半田付け。
兎に角慎重に慎重に・・・。

そしてベルは完成!
f0107072_23422575.jpg

接続部のアップです。
ラッカーを傷めることも無くきれいにつきました。
f0107072_23444123.jpg


そのほかこんな場所も・・・亀裂が入ってる・・・。
f0107072_2346223.jpg

当て金を作って装着っ!きれいに塞がりました!
この当て金の板をつくるのは結構大変なのですよ。

そしてジャスト・フィットの当て金で亀裂の修正、補強されました。
f0107072_23522474.jpg

f0107072_0105033.jpg


そしてロータリーを洗浄、調整をして最後に組み立てです。
でも形が戻っても楽器として音や音程は大丈夫なのか?という不安は残ります。

そんな時、吹奏楽指導者でホルン奏者のS村氏より電話がありました。
別件での電話でしたがなんでも今、加賀市の学校にいらっしゃるとか・・!

おー!!これは是非帰りに立ち寄っていただき実際専門家に吹いていただき、感想を聞かねば!!
と、いう事で工房に寄っていただくことに。

完成したものを吹いていただき感想を聞きました。
なんと!鳴りも音程も問題なし!
と言っていただけました!!

うれしー!!がんばった甲斐があったし、これで安心して納品できます。
まぁ、その持ち主の方もタイムリーに工房にいらっしゃったのでそのままお渡しすることが出来ました。
S村さん!本当に遅い時間にお付き合いいただきありがとうございました!!
本当に助かりました!!


というわけで、明日もまた別件のホルンの変った修理をご紹介しましょう。
[PR]
by muslab | 2011-06-01 23:18 | 仕事