仕事、家庭、音楽にてんやわんやの日々の出来事の記録。でも力まず、焦らず、自然体で過ごしたい日々!


by muslab
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ピンポイントのロウ付け

分解して初めて発見する要修理箇所って意外とあるのです。

今日の発見はピッコロのキイなんだけど・・・。
ロウ付け箇所がはがれて亀裂が入っています。

写真はノックピンを外してシャフトを抜いてキイを単体にした常態です。

f0107072_2249384.jpg


恐らくすぐには支障はきたしませんが、楽器を使用し、キイをパタパタ動かしているとそのうちに少しずつ亀裂が広がりキイも元のポジションよりどんどんずれてきます。

ただし、ここで厄介なのはロウ付けというのは半田付けよりも高温での溶接なので下手をするとこのキイの他のロウ付け箇所まで熱ではがれてしまう恐れがあるということです。
なにしろ半田の融点は(錫の含有量で変りますが)200度前後。それに比べて銀ロウは700度以上の熱を必要とします。ワーク(溶接する部材)が赤くなるまで熱するのです。
むやみにバーナーを当てると確実に不必要な箇所まで溶かしてしまうのです。

そしてピッコロのキイは小さいのでその危険性は本当に高いのです。

慎重にかつ確実にその部分だけピンポイントでにロウが流れるように・・・・・。

そして上手くロウが流れて亀裂があった箇所は無事修復。

f0107072_23191142.jpg


コレで最初に心配された事故の心配はなくなりました。

このピッコロはその他キイの磨耗によるガタツキやオイル切れによるガタツキをはじめ以外に当初依頼された以上の不具合がありました。

楽器の修理はやはり分解して良く調べてみないとわからないことが多いのです。
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by muslab | 2011-03-09 23:25 | 仕事